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2006年11月05日

●コミックビームFellows!vol.1

コミックビームの増刊的雑誌「コミックビームFellows!」が一号・二号同時発売されました。それぞれ500ページの分厚い雑誌で読み応えはかなりのものだったんで、印象的だったものだけざっくりと感想を。

コミックビームFellows!vol.1

・「ウルヴィレ」岩原裕二
辺境の惑星で、探し物などを請負いながら孤独に暮らす元レーサーを描いたSF物語。過去の栄光を捨ててひっそりと生きている主人公が渋い。連載開始予定らしく、謎とかはまったく解かれないんですが、その普段着な感じがイイです。

・「幽霊にはならない」三部けい
あの「菜々子さん的な日常」の瓦敬助の別ペンネームでの読み切り。いじめに悩む少女と、親子心中に巻き込まれた小学生幽霊との交流のお話。最後にひとひねりあってイイ話でした。

・「パラダイス7」松本レオ
借金だらけの男がひょんなことから大金を手にした女の子と一緒に逃避行に行くはめになるドタバタコメディ。勧善懲悪ジェットコースターストーリーで面白かったです。少年漫画っぽいかも。

・「猫でタンデム」宮田鉱次
未来の街を猫型バイクで走っていると・・・。っていうショートストーリー。ぽってりした線で描かれたかわいい絵が魅力的でした。

・「描ききれない夏」竹谷州史
絵の好きな男の子が、転校生の女の子の絵を描いたことで巻き起こる波乱と、そのせいでいじめられる女の子を助けようとする男の子の成長を描くほろにがい青春ストーリー。爽やかで、苦くて、夏の匂いがする、良かった・・。

vol.1はvol.2より作家の知名度で劣るせいか、売れ行きがちょっと鈍いようですが、中身は充実してて面白いです。vol.2より骨太というか、地味で読ませる話が多かったような。あとちょっとだけ男くさい感じです。

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